和同開珎(ワドウカイチン)
鳥取市の湖山池南岸に位置する良田平田(ヨシダヒラタ)遺跡で見つかった溝の中から出土したもので、ほとんど腐食などのない良好な状態です。  和同開珎(ワドウカイチン)は、飛鳥時代から平安時代にかけて朝廷が鋳造(チュウゾウ)した円形で中央部に正方形の孔があけられている12種類の貨幣(皇朝十二銭(コウチョウジュウニセン)と総称される)のうち最初に鋳造されたもので、平城京に都が移される直前の和銅元(708)年に鋳造が開始されました。  なお、「和同開珎」の鋳造以前には、平成11(1999)年に奈良県の飛鳥池遺跡で出土したことにより広く知られるようになった「富本銭(フホンセン)」が鋳造されていたと考えられています。