透明なビール瓶?
琴浦町山中の井図地中(イズチナカ)ソネ遺跡で見つかった瓶の下半部です。上半部は割れて残っていませんが、ガラスの中にみられる気泡や底の部分の厚さが一定ではなく偏っている点など、現在の瓶と比べて作りが粗雑で、古い瓶にみられる特徴がみられます。また底に近い部分には「大日本麦酒株式会社製造」と記されていることが確認できます。  「麦酒(ビール)」とあるため、透明なビール瓶?と思ってしまいますが、これは大日本麦酒株式会社(明治36年創業)という会社が戦前に販売していたサイダーの瓶です。この瓶は、当時ラムネにくらべて高価な飲み物とされていたサイダーを、80年近く前に琴浦町の山中で味わっていたモダンボーイ・モダンガールがいた証拠?なのかもしれません。