資料詳細
基本情報
項目 | 内容 |
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所蔵館 | 鳥取県立博物館 |
管理ID | 15202 |
行事名 | 管粥神事 |
行事名カナ | クダガユシンジ |
行事日 | 旧暦1月15日(午後) |
所在地 | 西伯郡大山町松河原 |
行事概要 | (1)午前中より敷村(松河原)の氏子総代は境内の一部に3m4方四隅に竹を立てる。それを支柱に御幣をつけた縄を張り準神域を作る。中央で火を焚き鍋を乗せ湯を沸かす。(2)午後1時、氏子総代も参列して拝殿にて礼拝。祭典。(3)奉納米を鍋の方へ移送。煮えたぎる湯の中煮一気に奉納米を入れる。続いて笹竹を入れる。薪を追加しながら火を焚き続ける。この間に笹竹の穴の中に米粒がつまる。(4)約30分後拝殿に鍋を移動させる。(5)宮司・氏子総代拝殿に座す。宮司笹竹をほどいて、米粒のつまり具合(入り具合)を調べる。結果「9で梨9分ですなあ」「ああ今年は梨がいいぞう!!」というように24本が開かれる。次々と総代長は勿論全氏子総代も記録していく。(6)全管が開かれ終って宮司の総まとめのお話を終わりの拝礼をする。(7)諸道具の後始末をしながら参加者はお粥を「うまいうまい」と言いながら塩を振りかけて食する。【事後作業】宮司は全占い、農作物・魚類等占い宣告を西洋紙4分の1大の紙に清書して氏子総代に送り、総代は各氏子に配布する。氏子はこの占告をみて、農作物作り又漁業にいそしむ。「ああ今年は中稲がいいぞ、梨がいいぞ」というように。 |