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お盆の送り火(盂蘭盆舟流し)

基本情報

項目 内容
所蔵館 鳥取県立博物館
管理ID 09801
行事名 お盆の送り火(盂蘭盆舟流し)
行事名カナ オボンノオクリビ(ウラボンエフナナガシ)
行事日 お盆の最終日、午後6時頃から
所在地 東伯郡湯梨浜町橋津
行事概要 浄土宗の西蓮寺が主催する仏送りの行事である。その年に亡くなった新仏を供養して、その縁者が中心となり、橋津の海岸で高さ4~5mの棒に藁を巻いた大タイマツ2本に火をつける。そして、上人の読経と共に、西方丸(精霊船)に新仏の戒名と供物をのせて極楽西方浄土への旅立ちを見送る。昔は新仏を出したそれぞれの家が各1艘出したが、昭和30~40年頃から、簡素化されて、現在では舟を共同で1隻作って流す。点火の方法は、灯油を湿らせたたいまつに火をつけ、読経と共にそれで点火する。その後、エンジン船に西方丸を乗せて沖に運んだ後、流す。
大たいまつは、以前、竹の棒に桑の枝(剪定後の)に麦わらを巻いた物を用いていたが、現在は、竹の棒に麦わらを巻いた物を使用している。昔(昭和20~30年代以前)は、船もタイマツも新仏が出た家毎に作っていた。この送り火の行事は一時中断していたが、昭和50年代に復活した。