資料詳細

下船岡神社神幸祭

基本情報

項目 内容
所蔵館 鳥取県立博物館
管理ID 06603
行事名 下船岡神社神幸祭
行事名カナ シモフナオカジンジャミユキサイ
行事日 5月3日(2年おき、次回は平成21年)
所在地 八頭郡八頭町船岡地区
行事概要 通称大祭(おおまつり)。古式を今も厳格に引き継いでいる神幸祭。そのため昔からの厳重な決まりがある。その主なもの次の通りである。以前は男子だけによる神幸祭であったが、男女平等や少子化もあって昭和40年代頃から面冠に、そして平成になってからは奴の舞にも女児が参加するようになった。
(イ)神幸祭行列の榊・神輿など、それぞれに参加者の年令・その服装、更に練り方・掛声等に細かな決まりがある。8歳以下(男女)鉾・面冠、9~14歳(男女)奴の舞、15~26歳(男・締方)榊、27~57歳(男)神輿、58歳以上(男)惣供(以上、平成15年度神幸祭)
榊には、動き(練り方)と掛け声に細かな決まりがあり、間違った動きや掛け声は許されない。
神社-御旅所-神社の行列は、往路・帰路で同じ道を通らないよう、道順に決まりがある。神社出立8時40分、御旅所出立14時、宮入は20時。
獅子舞は神楽獅子で、頭に角がある(神社・御旅所・氏子各家で舞う)。
行列が神社に帰った午後8時過ぎに境内で行われる「宮入」では、榊と神輿の勇壮な練り合いがあり、神幸祭のハイライトである。
行列順序は、箒引・幟事金幣・御飾物箱・前払・神事長・御榊・締方御頭・榊鳴物・御鉾・面冠・奴の舞・御幟・御鉄砲・御弓・御袋弓・御矢・御打物・神輿・神官・御刀・神事係・惣供・屋台(現在なし)・御獅子。
宵宮は、神社で獅子舞をする。榊は御旅所から神社へ練りながら帰る。
神幸祭は、太平洋戦争の間中断したが、昭和24年復活した。
神幸祭のない年は、「じまつり」といって、神輿などを境内に安置する。
八頭町の無形民俗文化財に指定(平成16年10月1日)されている。