資料詳細
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所蔵館 | 鳥取県立博物館 |
| 管理ID | 05601 |
| 行事名 | お忌み祭り |
| 行事名カナ | オイミマツリ |
| 行事日 | 12月丑の日から9日間 |
| 所在地 | 鳥取市青谷町鳴滝 |
| 行事概要 | 無音祭りとして、音を立てないで謹慎する神事である。12月の丑の日から始め3日目の卯の日に小祭を執行し、9日目の酉の日に「お忌み開け」をして終了する。丑の日の夜半、宮司は祢宜と共に水垢離をとり夜食をする。夜食の献立も昔から決まっていて、小豆粥・鰈の煮付け・うづらの煮豆である。夜食を終え真夜中の12時近くなると、神官二人は神前神社へ向かう。宮司は肩にユウダスキを掛け、腰にお忌み酒(甘酒の上澄み)の入ったお神酒錫を下げる。祢宜は直径7㌢・長さ2㍍位の12ヶ所縛った藁松明を灯し、背中にハネリ(タブの木)の忌み木や注連縄を背負い、立て札2本を持つ。大鳥居まで来ると、2本の忌み木を鳥居の柱に括りつけ、注連縄を低く張って9日間立入禁止の札を立て、宮司は本殿に入ってお忌み酒を供え、無言の内に祝詞を上げる。この日から3日間、宮司宅や氏子の家では忌み籠りをする。第一に音を立てない、次に声を出さない。氏子は神社境内に入らない。3日目の卯の日が過ぎると緩和されるが、その間静かに謹慎する。3日目の小祭には氏子総代から奉納された大根を八画にそいで高さ1㎝位にしたものを5個作り、本鰹を使った大根ナマスを作って御飯と共に神官宅の神前に供える。それから宮司は定められた夜食を取り、夜中に祢宜と松明を点して神社に行き、お忌み酒を下げて来て神前に供え、スルメを肴にしていただく。最後の酉の日は注連縄や立て札を外し、お神楽を奏して「お忌み明け」とする。伝承によると、出雲で開かれる神様の会合に出席されお帰りになった神様はたいへんお疲れで、ぐっすりお休みになる。境内には多数の獣がお守りする。3日間の内にお休みを妨害する事故があれば行事をやり直す。このようなお忌み祭りは、本来は祭のためにあるはずの厳しい忌みごもりが、それ自身祭事になったと考えられている。 |